HGUC 1/144 ギャン 基本塗装編

2022年4月11日

ウェザリング仕上げで製作しようと思っているHGUC ギャンですが、少しだけ気になる部分のディテールアップにも挑戦しようと思います。私の模型製作ではキットに手を加えるのは合わせ目消しとスジボリの彫り直し程度で基本的にはキットそのままでの製作です。今回もディテールアップと言ってもモノアイ部分と胸部のダクトの加工程度ですので初心者でも比較的簡単な作業になります。

簡単な胸パーツから

ダクトの溝に沿って貫通するまでタガネでひっかきます。貫通したらキサゲやデザインナイフで開口を整えるだけです。胸のダクトは下のパーツにディテールがあるので抜けているほうがいいかなと思いました。

失敗用に多めに製作しときます

モノアイは基部自体に3mmで穴を空けておいて自作したパーツをはめ込む作戦にしました。埋め込むパーツは0.5mmのプラバンをパンチで3mmと2mmで抜いたものをくっつくけて塗装した後3mmの穴に埋め込みます。最後に3mmで抜いた透明プラバンで蓋をして完成。…ですが、初めてやってみることなので完成するまで成功するかはわかりません。ですので無事完成することを祈っていてください。

サフはガイア オキサイドレッドサフを使用しました

サフを吹く前に全体を軽くヤスッたり、スジボリやディテールの甘い部分を掘り起こしています。

合わせ目消しをした部分

頭の合わせ目と腕の合わせ目は後ハメ加工をしておくと塗装しやすいかもしれません。気になる合わせ目は画像の3パーツくらいかなと思います。足のパーツは表も裏も合わせ目が出ますので忘れずに処理しておきました。

ガイア EXブラックを使用しました

サフがしっかり乾いたらシャドゥを吹いていきます。パーツの裏側やエッジ、へこみ部分などを中心に吹き付けました。

塗装剥がし専用の溶剤

戦車模型などに使用したAKインタラクティブの塗装剥がし溶剤を使用しますが、1回目は派手目に塗装を剥がしたいので、溶剤も「よく落ちる方」を使用します。いつもはエアブラシで吹き付けるのですが「よく落ちる方」の溶剤は少し粘度が高いのでエアブラシがつまりそうだったのと、実験的な意味合いもあり筆塗りで塗布してみました。

塗装剥がし溶剤を塗布して乾燥させたところ

独特の光沢感が出ます。筆塗りなのでどうしても筆ムラが出ますが乾くと多少気にならなくはなりますが、消えはしないです。💦

全体的にふわっと吹き付け、発色したらすぐ吹き付けをやめます。外装系のパーツは暗緑色2で塗装しました。

関節や内部フレームっぽいパーツはガンメタルで同様にふわっと吹き付け。

シールドやサーベルのイエローになるパーツはロイヤルブルーで塗装しました。ここから、筆で塗装を剥がしていきます。筆に水を含ませて表面をなでるように筆を動かすと…。

まだ水で塗れていますが、「よく落ちる方」の溶剤を使用しているのでかなり派手に塗料が剥がれます。

リアアーマーなんかは不安になるほど塗料が剥がれました。😱

使用している色のせいもありますが、なんだか爬虫類のような色味に…。

関節系のパーツはこれで完成でもよさそうな雰囲気になりました。

2回目の塗装剥がしの準備をします。水を使って塗装を剥がしているのでしっかり乾燥させる必要があります。しっかり乾燥させたら、エッジ部分などにふわっとガンメタルを吹き付けておきました。この状態を保存するために、ガイア EXクリアを吹き付けておきます。

ガンメタをエッジ部分に吹き付けたのがわかるかと

クリアもしっかり乾燥させたら再度、塗装剥がし溶剤を筆塗りしていきますが、ここからは通常の溶剤を使用していこうと思います。上の2枚の画像はガンメタル、クリア、塗装剥がし溶剤まで塗布した状態となります。

2回目の塗装剥がしには明灰緑色を使用しました。先の塗装剥がしした下地を塗りつぶさないようこちらもふわっと塗装します。

関節系のパーツはやらなくてもよかった気がしますが、ジャーマングレイで塗装しました。

2回目の塗装剥がしをしましたが、思ったより派手に塗装が剥がれました…。💦

関節系のパーツはほどよい落ち具合かなと思います。

3回目の塗装剥がしの準備をします。しっかり乾燥させたらガイア EXクリアを吹き付けて塗装剥がし溶剤を同様に筆塗りしておきます。3回目はいよいよ基本色の塗装をしようと思います。

シールドの赤や黄色の部分や、ボディの濃いほうのブルーに使用しました

ブルーを塗装したのちホワイトで面の部分にハイライトをふわっと吹き付けました。

薄いほうのブルーはこちらを適当に調色したものを使用しました。レッドで赤味も加えています。

薄いほうのブルーも吹き付けたら面になる部分にホワイトをふわっと吹き付けて、ハイライトにしました。

基本色の塗料を吹き付け過ぎたせいか今度は水を使っても塗料が全然剥がれてくれませんでした…。😭しょうがないのでアクリル塗料溶剤を使用して筆でなぞってみたら、ほどほどに塗料が剥がれてくれました。

3回目は軽めに塗装剥がしをしておきます。これで基本塗装となる部分は完了にしたいと思いますが、画像ではスマホが補正をしてかなり鮮やかに写っていますが、実際はここまでブルーではないので基本色を補うために同色系の色ででフィルタリングをしていこうと思います。クレオスのウェザリングカラーを使用してフィルタリングしていきますが、今回は、ここまで

ありがとうございます。