BORN PAINT ダッカス ブラッククロームを試す

みなさんこんにちは。先日まで名古屋のボークスで開催されていた、『F.S.Sシリーズ展』に行ってきました。私自身あまり他人が製作した模型を目にすることがなかったのでよい刺激になったのと、製作の参考になりました。そこには、巨大なダッカス・ザ・ブラックナイトが展示されており他を圧倒する存在感を放っておりました。一通り展示物を見たあとは物販を物色していると、変わった塗料を発見しました。

それが…。

ダッカス ブラッククロームなのです。

展示されていた、ダッカス・ザ・ブラックナイトの塗装にも使用されているということでした。確かに模型用の塗料で塗装したと言うにはありえない輝きを放っておりました。ダッカス・ザ・ブラックナイトの模型を買う予定はありませんし、高くて買えないのでせめて塗料だけでもということで、今回は『ダッカス ブラッククローム』なる塗料を試してみようと思います。

さっそく塗装をしていきます。ブラッククロームには下地が必要ということなので合わせて専用の下地塗料「アンダーブラックⅡ」を購入しました。せっかくなので下地の塗料によるブラッククロームの違いを見てみたいので私がよく使う、ガイア EXブラック を下地にした場合と比べてみようと思います。

youtubeではプラバンに塗装して実際の模型製作に近いようにと悪戦苦闘した動画をアップしておりますのでよければご覧ください。

▲悪戦苦闘のプラバン塗装はこちら

ブログではスプーンに塗装して手堅く簡単に塗料の実力を見てみようと思います。ちなみにyoutube内では最後の「おまけ編」としてスプーン塗装を収録しております。

さっそく下地のブラックを塗装しました。左がEXブラックです。右がアンダーブラックⅡです。正直、スプーンに塗装すると違いはわかりません…。

ブラッククロームも塗装してみました。散々プラバンで苦戦しましたのでスプーンではほぼ完璧に塗装できたと思います。ちなみに左がEXブラック、右がEXブラック下地のブラッククロームです。ものすごいメッキです(笑)。エア圧0.05Mpaで0.3mmのエアブラシを使いました。フワッとかける程度に砂吹きをしてしばらく待ってから同じように、フワッとかける程度に砂吹きを合計3回しました。

同様の塗装方法でアンダーブラック下地です。もちろん、ものすごいメッキです。

並べてみました。左がEXブラック下地のブラッククローム、右がアンダーブラック下地のブラッククロームです。違いがわかりますか?違いをどうしても探さないといけないと言われれば、確かにアンダーブラック下地の方が…?という程度にしか差はありません。

すべて並べてみました。左から、EXブラック、EXブラック下地のブラッククローム、アンダーブラックⅡ、アンダーブラックⅡ下地のブラッククロームです。私のスマホのカメラの性能だったり、お使いのモニターによる見え方の違いもあると思います。私個人の感想は、ブラッククロームは初めて体験する、感動を覚えるほどのメッキ感のある塗料だと思いました。フワッとかける程度なので塗料の消費も少なくて済むのはありがたいと感じます。(なんせ塗料が高い!)ブログではスプーンに吹き付けたのでいとも簡単にメッキになりました。それはスプーンの形状的に表面張力の力を得やすい形状だからです。それもあって動画ではプラバンに塗装をしてみました。そもそも平面のプラバンでは下地のブラック自体に光沢を持たせた塗装をするのが難しいです。もちろん簡単にできるという人もみえると思いますが…。私レベルの塗装スキルでは実際の模型製作においてスプーンに塗装したようなメッキ感を落とし込むのは至難の業だと感じました。

しかし、これまでのメッキ調塗料とは一線を画す存在であることには変わりありません。模型製作において塗装でメッキを表現したいというのなら是非、挑戦してみて損はない塗料だと思います。

今回は、ここまで

ありがとうございます。

▲最強のメッキ調塗料に挑戦