1/24 fujimi jb64 Jimny 研出し編

塗装作業も終わり、カーモデルのキモともいうべき研出しです。かなり大掛かりな改修作業がありこの作業のタイミングで心も折れかけましたがなんとか完成の一歩手前までを記事にしたいと思います。

お時間のある方は動画もあります。

▲動画内でも事の顛末をお話しています

ということで、研出し作業を開始していきます。

私はカーモデルの研出しで最初に水研ぎをしております。その際に使用するのが、タミヤの精密研磨フィルムです。今回も同じように精密研磨フィルムを使って研ぎ出しを進めていきますが…。

使いやすい大きさにカットして使います。

さっと撫でるとこんな風にゆず肌が出てきます。これを精密研磨フィルムで番手を順に上げながら落としていくのですが…。

何だかこっちのほうが使いやすかったので、今回は神ヤスを使って磨いていきます。

神ヤスの#6000を使って軽く磨いてみたところです。まだまだですがツヤがないところがちゃんとヤスれている部分です。ツヤのある部分がなくなるまで磨いていきますが、やりすぎたり力を入れすぎると下地が出てきてしまうので要注意です。

キリのいいところで#8000に変えて磨いていきます。要領は#6000と同じですが、今度はゆず肌を落とすというより#6000d3ついたヤスリキズを落としていくイメージで作業を進めていきます。

画像ではあまりわかりませんが完了した状態です。

黒いパーツのほうが分かりやすいかもということで、#6000d3磨いたところです。まだ少しボコボコした塗装面ですが深追いすると危険なのでここまでにしておきます。

結局分かりづらいですが…#8000まで磨きました。こんな感じでボディパーツを全て水研ぎをしたら、しっかり乾燥させてコンパウンドで磨いていきます。

コンパウンドをかける前に仮組みをしてみたところですが…。ここで大変な事に気付きます!

ボディの色が均一に塗れていないのです!(泣)黄色味の強い部分とグリーンが強い部分があり、まだらになっているのです。この段階でかなりやる気をそがれてしまいました。(泣)

しかし!ここでやめるわけにもいかないので、このまま進むことにしました。ということで、コンパウンドがけスタートです。

コンパウンドはタミヤを使用していきます。荒目から順に仕上げ目まで力を入れずに優しく磨いていきます。

粗目で磨いたところです。白くくすんでいますが、ツヤが戻ってきています。

細目で磨きました。本当はもっとキズを落としておかなければいけませんが、テンション低めのため中途半端な状態です…。

仕上げ目で磨きましたが、仕上げというにはおこがましいレベルの状態です。まだまだ小キズがかなり残っています。

かすかな希望にかけて、セラミックコンパウンドで磨いてみます。

ピンボケしてますが、あまり小キズが消えたとはいえません。

ワックスをかけてツヤを出してキズを隠す作戦…。もはや、やぶれかぶれ!

…たいした成果は得られません!やはり、キズを完全に落としておかないといけません。

やはりこれではいけない!と思い、基本塗装を補修塗りすることにしました。要は、基本塗装からやり直しということです…。全て塗り直すわけにはいかないので、気になる部分の周りを大きくマスキングして、自動車の板金塗装のようにぼかしながら自然に馴染むように塗装します。もちろん基本色を塗り直すので、クリア塗装も再度かけなおす必要があります。クリア塗装は、最初の工程と同様にツヤが出るくらい厚めに3回を1セットにして、3セット3日かけて塗装してから乾燥時間を1週間程度もうけたのち、再度水研ぎからやり直しです。

水研ぎも前回は甘かったので、もう少ししっかり目にかけていきました。今回は、#10000まで使いました。おかげで、コンパウンドが少し楽でした。コンパウンドはセラミックコンパウンドまでかけました。

ということで研出し完成です。失敗以降は、心が折れて動画も写真も撮らずひたすら無心で作業を進めておりました…。

ルーフも許容範囲かなという程度にはきれいに仕上がりました。

磨きやすいボンネットは、ビカビカになりました。

ということで、かなり時間のかかる作業となりましたが、無事に研出しまで完了しました。研ぎ出したパーツに部分塗装をして完成となりますが、今回は、ここまで

ありがとうございます。

▲今回の動画

先を見たい方はこちらもどうぞ

▲完成編になります